通貨ペア以外でも株価指数や金、原油などCFDで取引する投資家が増えているようです。国内FX業者でもCFDが取引できますが、海外FX業者の方がCFD商品が豊富で、レバレッジも高めにかけれたりと何かとメリットがあります。
CFDを取引するなら海外FX業者の方がおすすめです。具体的に海外FX業者と国内FX業者でのCFD取引はどのような違いがあるのか。
今回は、海外FX業者と国内FX業者のレバレッジや銘柄数、スプレッドなどを徹底的に比較していきます。どうぞ、今後のCFD取引にお役立て下さい。


海外FXでもCFD取引ができるの?国内FXとどちらの方がいいのかな・・・?

まずは、簡単に一覧表にて海外FXと国内FXのCFDを比較してみましょう。
CFD比較 | 海外FX業者 | 国内FX業者 |
---|---|---|
取引きできる業者の数 | ほとんどの業者で取引可能 | 限られた業者のみ |
銘柄数 | 平均的に選択肢が多い | 銘柄数が多いのは1,2社程度 |
最大レバレッジ | 10倍~500倍(商品による) | 10~20倍(商品による) |
手数料 | 株式以外は無料(例外もある) | 株式以外は無料(例外もある) |
スプレッド | 銘柄によっては狭い | 銘柄によっては狭い |
スワップ | マイナススワップが主流 | プラスのスワップがつく場合も多い |
ロスカット | 平均水準20%、ゼロカット追証なし | 平均水準100%、追証あり |
ぱっと見で比較してみただけでも、海外FX業者の方が選択肢が豊富だったり、ハイレバレッジだったりとメリットがありそうですよね。

数100倍のレバレッジでCFDが取引できるんだ。そもそも海外FXのレバレッジはどれくらいなの?

海外FXのレバレッジの平均水準は500倍~1000倍ぐらい。
ちなみに以下の記事では、レバレッジが大きい海外FX業者をご紹介しています。合わせて参考にして下さい。


それでは、CFD取引の環境・条件を海外FXと国内FXで比較していきます。
- 海外FX → ほとんどの業者で取り扱っている
- 国内FX → 一部の業者でしか取り扱いがない
海外FXなら、ほとんどの業者でFXとCFDの双方を取り扱っています。国内FXの場合、ごく限られた業者でしか取引できないので、自分に合った条件の業者が探しづらいですよね。
海外FXでCFDが取引できる業者
XMTrading、AXIORY、TitanFX、Land-FX、HotForex、FBS、Tradeview、Tradertrust、Bigboss、AnzoCapital、FxPro、Exnessなど・・・
実に多くの業者でCFDが取引できます。
国内FXでCFDが取引できる業者
国内の場合は、上記の5社ぐらいしかCFDを取り扱っていません。
海外FXなら、幅広い選択肢から自由に条件に合った業者を探すことができます。
- 海外FX → 平均的にどの業者でも豊富な銘柄を取り扱っている
- 国内FX → ごく1部の業者を除いて、銘柄数はあまり多くない
海外FXで取引できる銘柄
- 貴金属 (Gold、Silver、Platinum)
- エネルギー(WTI、Brent、LNG)
- コモデティ(コーヒー、小麦、砂糖)
- 株価指数(Dow、Nasdaq、Nikkei、DAX)
- 株式(米国株式、欧州株式)
- ETF(米国、欧州に上場するETF)
など豊富な銘柄から選べます。
国内FXで取引できる銘柄
豊富な銘柄を取り扱っているのは、OANDAとIG証券のみ。あとは、国内業者の場合、取引できる銘柄が限られています。
世界中のあらゆる金融商品が取引できる海外FXでは、投資家のモチベーションも高まります。
- 海外FX → 10倍~500倍のハイレバレッジ
- 国内FX → 5倍~20倍程度(レバレッジ規制がある)
海外FXと国内FXで大きく異なるのはレバレッジの設定です。
海外FXならCFD商品でもハイレバレッジがかけれるため、少額資金からでも始めることができます。

- 海外FXの手数料 → 株式以外は無料の場合が多い
- 国内FXの手数料 → 株式以外は無料の場合が多い
CFDの手数料は、海外FXでも国内FXでも株式以外では無料となる場合が多い点では共通しています。
そこで、株式CFDの手数料で海外FXと国内FXを比較してみましょう。
海外FX 株式CFDの手数料
業者・銘柄にもよりますが、海外FXの株式CFDの手数料は取引額の0.1%程度が相場です。例えば10万円分の取引きをした場合は100円程度の手数料となります。
国内FX 株式CFDの手数料
国内FXでも、業者・銘柄ごとに手数料が異なるのですが、1取引にて1,000円~2,000円程度が相場となり割高になるのです。
参照:IG証券 手数料・株式CFD
株式CFDは海外FXの方が手数料が安くなります。

- 海外FXのスプレッド → 銘柄によっては狭い
- 国内FXのスプレッド → 銘柄によっては狭い
CFDのスプレッドはどの業者・銘柄を比較するかで変わってきます。米国・欧州株価指数・株式などは海外FX業者の方が比較的に狭い傾向にあります。一方、原油や貴金属など国内FXの方が狭い傾向にあります。
海外FX CFDのスプレッド
ダウ30やナスダック、DAX、FTSEなど株価指数のスプレッドは1.2~4.0ぐらいとなり海外FXの方が狭め。国内FXでは、5.0~7.0ぐらいの設定になっています。
国内FX CFDのスプレッド
原油や金などのスプレッドは国内FXの方が0.02~0.07と狭いです。海外FXの原油・金などは0.05~0.10と広めです。
銘柄によっては海外FXの方がスプレッドが広くなるかもしれません。

- 海外FXのスワップポイント → マイナススワップが主流
- 国内FXのスワップポイント → プラスでつく場合も多い
海外FXでは銘柄・ロング/ショートを問わず、スワップは基本マイナスです。マイナスなりにできるだけマイナスが小さい数値を選ぶ必要があります。国内FXでもマイナススワップがつきますが、プラスでつく場合も多いです。
海外FXのスワップポイント
稀にプラスのスワップがつくこともあり、AXIORYだと原油のスワップが「ロング/9.0、ショート/-17」です。ブレント原油なら「ロング/92.0、ショート/-101」です。
国内FXのスワップポイント
GMO証券のCFDでは、「ロング/プラスのスワップ、ショート/マイナスのスワップ」または「ロング/マイナスのスワップ、ショート/プラスのスワップ」どちらかのポジションがプラスとなるケースが多いです。
参照:GMOクリック証券 スワップポイント(価格・金利調整額)
スワップは時期によって変動するので必ず確認が必要です。

- 海外FXのロスカット → 証拠金維持率20%/ゼロカット
- 国内FXのロスカット → 証拠金維持率100%/マイナス残高のリスク
CFD取引で海外FXが断然有利となるのがロスカットの条件です。
海外FXのロスカット
海外FXのロスカット基準は、証拠金維持率20%でロスカットまでの猶予があります。加えて、急激な為替変動でも残高はゼロに補填されるゼロカット保証が採用されています。負債を抱える心配がないので安心です。
国内FXのロスカット
国内FXでは、ロスカット基準は100%と安全性は高いものの、ゼロカット保証がないため万が一の時には借金を作るリスクがあります。

海外FXの方がCFDはメリットありそうだな。他にも、海外FXと国内FXの違いはあるの?

他にも、税金や入出金方法など国内FXとは異なる点が海外FXにはいくつかあります。
以下の記事では海外FXのメリット・デメリットをを国内FXと比較しています。詳しくはこちらをご覧ください。


海外FXなら、かなり幅広い選択肢から業者選び・銘柄選びが可能です。金にプラチナ、パラジウム、原油に天然ガス、さらにNYダウやナスダック、ドイツ、フランスの株価指数と、銘柄選びだけでも投資意欲が高まります。
比較的にスプレッドが狭い銘柄も多く、ハイレバレッジがかけれるので、少ない資金でも十分に勝てるチャンスがあることが大きなメリット。まとまった資金を用意する必要がないので始めやすいですよね。
しかも、ゼロカットを採用している海外FXなら、どんなに相場が危険な状況にあるとしても少なくとも負債は避けられます。その点は国内FXよりも安全です。
ぜひ、この機会にそれぞれの条件に合った海外FX業者にて、CFDにチャレンジしてみましょう!
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